第2章【3】堀之内街道沿い
◆ 私は、昭和6年に鍋横の追分に、家内は昭和7年に鍋横商店街の近くに越して来ました。うちは花屋だったので、この辺りのお屋敷にはよく配達に行かされました。現在の所に店を出したのは結婚してからですが、家の前にある東京文化幼稚園や和田保育園の辺りは…
語り部:中村せい(明治39年生) しがらき山の一本松は、堀之内街道沿いにあって、大きく枝を広げて日差しを遮っているためか、木の下はいつもジメジメしていたのを覚えています。 一本松の下の方は谷底のようになっていて、降りていくと清水が湧き、荒れ果…
江戸時代、文政年間(1818~1829年)に堀の内の妙法寺への参詣道として栄えた道で、当時は茶店がたくさんあり、途中に「しがらき茶屋」という大きな料理屋が明治末期頃まであったそうです。