なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第4章【6】川と田んぼ

第4章【6】(4)情緒ある中野新橋 語り部:大野コマ(大正1年生)

語り部:大野コマ(大正1年生) 今も住んでいるこの中野新橋で、昭和28年から平成5年まで小料理屋を営んでいました。お店を始めた当時、この付近は三業地でした。三業地というのはね、芸者置屋・待合・料理屋の3つの業種が寄り集まっている地域のことをいう…

第4章【6】(3)子どもの頃の思い出 語り部:秋山 清(大正10年生)

語り部:秋山 清(大正10年生) 家族みんな鳥が好きで、孔雀をはじめ、きんけい鳥・おしどり・はっかん水鳥・ふくろう等と何種類も育てていました。 餌を賄うのが大変で、神田川近辺の田んぼで取ったイナゴは孔雀に、生垣のクモは小鳥にと餌とりに追われたも…

第4章【6】(2)遊びの宝庫 本郷田んぼ 語り部:味岡常春(大正13年生)

語り部:味岡常春(大正13年生) 私の生まれた大正13年当時、この地は東京府豊多摩郡中野大字本郷といい、昭和5年には東京市中野区宮里町に変わりました。まだ木の香も残る中野本郷小学校に入学した頃でした。 当時、学校にプールがなく、神田川と善福寺川の…

第4章【6】(1)神田川の友禅流し 語り部:渡邉保彦(昭和9年生)

語り部:渡邉保彦(昭和9年生) 家業は染物屋で青山に居りました。付近の川が汚染されて使用できなくなったので、祖父と父が清流を求めて適地を探し、私が5歳の昭和14年に現在の二中前の神田川畔に転居してきました。当時は、まだ家の周りは原っぱでした。川…

第4章【6】(扉)川と田んぼ

第4章【6】(扉)川と田んぼ 神田川の友禅流し 遊びの宝庫 本郷田んぼ 子どもの頃の思い出 情緒ある中野新橋