なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第4章【7】地域センターの辺り

第4章【7】(4)仕事は盗んで覚えろ! 語り部:北原 久(昭和8年生)

語り部:北原 久(昭和8年生) 14歳の時、大工の丁稚奉公に行きました。つらい修行で、朝は4時起きで薪を使い飯炊き、片付け掃除と続きます。特につらいのは冬の雑巾がけです。水の冷たさといったら窓の桟を拭くと後が氷になる位でしたから。その後、大八車…

第4章【7】(3)十貫坂上のむかし 語り部:中村銀司(大正13年生)

語り部:中村銀司(大正13年生) 私の父が、十貫坂上の現在地に酒屋を構えたのは大正7年頃でした。当時は原っぱが多く、家の前は三金広場と呼ばれ8歳上の兄たちの遊び場たったようです。前の道路も2間半の砂利道で、坂下の安田邸に皇族方が馬車でみえる時は…

第4章【7】(2)梟(ふくろう)や鶴のいるまち 語り部:池田幸惠(大正8年生)

語り部:池田幸惠(大正8年生) 昭和4年、10歳の時に父を亡くし、母と弟の3人で牛込から越してきました。周りは木々や竹が生い茂り、夜はとても寂しいものでしたが、その林の中に梟を見つけ、弟とはしゃいだこともありました。今の二中の辺りには私たちが「…

第4章【7】(1)地図から甦る思い出 語り部:秋元 雅之助(大正12年生) 

語り部:秋元 雅之助(大正12年生) 私は大正12年、関東大震災の年に生まれました。当家裏の岸上には、ドイツ語の先生だった權田邸(現鍋横保育園)、株屋・占い師たった茂木邸(現鍋横地域センター)、尺八演奏家の福田蘭童が一時期寄宿していた中村邸があり…

第4章【7】(扉)地域センターの辺り

第4章【7】(扉)地域センターの辺り 地図から甦る思い出 梟や鶴のいるまち 十貫坂上のむかし 仕事は盗んで覚えろ! nakano-nabeyoko.gr.jp