なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第1章【2】(扉)道の変化とまち

 地域を通る大きな道路というと、青梅街道、中野通り、三味線橋通り、消防署通りがまず思い浮かびます。いずれも車の交通量が多く、バスの路線にもなっています。
 ところが、少し昔の地図には中野通りにあたる道は辿(たど)れません。

 一方、道幅も狭く、人の往来で賑わった往時をしのぶよすがもなく静まりかえっている道、鎌倉街道のようにどこにあったか諸説紛々(ふんぷん)という道もあります。まちの変化につれて道も変わり、また道の発達がまちを興したり、さびれさせてしまうことを思わされます。