なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第1章【6】(8)出世地蔵(本町4-5)伊井せつ・談

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 地下に埋められていたものを世に出したことからこの名前がつけられました。

 蔵を造る際に石を埋め込む作業をしている時に地蔵も一緒に入れてしまったらしく、以来、お世話になった隣家や自分白身にけがや病気などよくないことがたて続けにおこりました。

 常昌院(中央2丁目)の尼僧に相談したところ、地蔵を供養するように言われ、昭和39年5月に建立しました。

 ビルの新築にあたり地蔵も新しくしたいと思いましたが、大雄院(愛宕山)でみてもらったところ、高僧によって入魂されているので前と同じように祀るよう言われました。