なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第1章【6】(9)五柱五成神社(本町4-30)小川護祐・談

 http://nakano-nabeyoko.gr.jp/monogatari/chapter1/6-37-21.jpg
正一位末広稲荷

  文政6年(1823年)、京都伏見稲荷大社より槇屋平兵衛(新田義貞の子孫)が勧請し、自宅に祀りました。

 この槙屋平兵衛には子どもがいなかったので、名跡を大塚平兵衛に譲りました。自宅土地内に祀ってあったお稲荷さんを、昭和5年、一族一門の守護神から衣食住一切を司る稲荷の大祖神として五柱の神がみを「天圀蔵五柱五成大神(あめこくぞうごしやいなりおおかみ)」と名付け奉り広く世の人びとにその御神徳を分かちました。

 昭和44年、私(大塚平兵衛の孫の婿)が文政6年のお墨付きを京都伏見稲荷で鑑定してもらいました。昭和48年に五柱五成と改名し、現在の社殿となり、お墨付きは社殿の中に額入りで掲げられています。

 なお、この稲荷は、「日限りの稲荷」としてお願いごとは7日間あるいは21日間というように日限りで毎日お願いし、大願成就には必ず五色の旗をあげるように定められています。

■例祭は、初午祭(3月の第2日曜日)