なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第2章【1】(扉)青梅街道界隈

 慶長年間に江戸の城郭や寺院の造営に使う石灰を産地の成木、小木曽地区(青梅の北)から江戸に運ぶために拓かれて以来、何回かの拡幅を重ね、現在のような幹線道路となりました。

 江戸中期から堀之内妙法寺への参詣が盛んになるにつれ、この街道沿いも発展しました。鍋屋横丁と呼ばれるこの辺りは戦前までは多くの老舗が立ち並び、中野の中心的なまちとして発展してきました。

 

太田蜀山人が描く、文化文政(1804年~1829年)頃の鍋屋横丁

太田蜀山人が描く、文化文政(1804年~1829年)頃の鍋屋横丁