なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第2章【2】(1)道標の裏に「鍋屋」の証し!

道標の裏に「鍋屋」の証し

道標の裏に「鍋屋」の証し

 鍋屋横丁の由来は江戸時代中期から明治時代初めにかけて、ひときわ繁盛した茶店の名前「鍋屋」からきています。鍋屋は美味しい草餅と美しい梅林が有名で、妙法寺へ参詣する人々の楽しみだったそうです。現在、鍋屋の名残は地名以外このまちのどこにも見当たりません。

 しかし、一ヵ所ありました!

 ①道標の正面には南無妙法蓮華経と花押かおう/側面には是れより堀之内江十八丁十間(約1982m)と刻まれています。裏側には寄進者の名が刻まれていて、その中に當所角とうしょかど鍋屋とあります。