なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第4章【1】(1)戦前の鍋横は中野の銀座 語り部:江藤春雄(大正13年生)

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語り部:江藤春雄(大正13年生)
  • おかめ屋レコード店では朝から晩まで当時の流行歌(愛染かつら・東京音頭等)がスピーカーから流れっぱなしでした。現在だとうるさいとか騒音の対象になるところですが、それが許された時代でした。
  • 阿波屋の店内の広い階段は、服部時計店(銀座4丁目和光)から買い取って移築したと、おじいさんが自慢していたと聞きました。当時の阿波屋は新宿の布袋屋ほていや(伊勢丹の前身)より売り上げが多かったそうです。
  • 東京パンは、戦前にシュークリームやスイートポテトなどの洋菓子があり、ねだってやっと買ってもらった思い出があります。また、季節はずれに、リンゴなどのフルーツが食べられる東京でも貴重なお店だったと聞いています。

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