なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第4章【1】(13)炭の俵は長方形 語り部:渡邉 時(大正10年生)

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語り部:渡邉 時(大正10年生)

 昭和22年から追分通りで燃料店を営んでいます。この頃、都市ガスも通っていましたが、燃料の主流はまだ炭、まき、石炭でしたね。

 炭は俵(15㎏)に入っていて、のこぎりで短く切って売っていました。昭和30年代に電動が開発され、いち早く導入したので作業も楽になりました。その際、飛び散った粉で鼻の穴までまっ黒になったりして・・・・。たどんはこの粉を利用して作るんですよ。

 当時の追分通りは賑やかな商店街で、記憶をたどるとその配置は(図)のようになるでしょうか。中野館跡地には、戦災で焼け残ったコンクリートの映写室が昭和40年初め頃までありました。

 

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(図)