なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第4章【2】(5)鍋屋横丁におけるある銀行の変遷 語り部:高橋 厚(大正10年生)

  1. 昭和18年10月 安田銀行中野支店として現中央4丁目2-36 モナミパチンコ店の辺りに出店するが、強制疎開となる。
  2. 昭和20年5月22日 現在の地に移るが、5月25日空襲により焼失し一時、淀橋支店に移る。
  3. 昭和20年8月 本町通4丁目15(本町4丁目21-13)巴屋呉服店を借りて営業。
  4. 昭和26年6月 現在地を阿波屋呉服店より購入し営業を開始する。現在の建物は昭和44年12月に新築したそうです。

※ 強制疎開 昭和20年3月10日以降~3月31日

 

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平成5年頃 (建て替え前直前)の銀行

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新しい現在の建物

 JR中野駅から離れた鍋屋横丁に中野支店と称する銀行が多くあるのは、ここが中野の中心として繁栄していたからです。(なべよこ観察隊)