屋敷内にある赤い鳥居の稲荷は、病気がちの息子のために建立したものです。
山形県に疎開中、当時2歳の息子のからだが弱く、高名な医者に診せようかと近所の人に相談したところ、「昔はこのあたりに稲荷があったので、それを祀っておはらいをした方がよい」と言われました。
ところが、稲荷は見つからなかったので、代わりに屋敷内の土を京都伏見稲荷に持って行き“みたま”を受け祀りました。
それを東京に持ってきて、現在の地に祀りました。おかげで、その息子も病気をしなくなり、現在、元気に暮らしています。
■ 例祭 4月28日 初午