なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第2章【2】(2)距離のなぞ

距離のなぞ

距離のなぞ

 ②の道標には正面に南無妙法蓮華経/左側面には是より右“りの内 ”と書かれ、右側面には妙法寺江十八六丁半と刻まれています。

 これを「十八丁六間半」(約1974m)と読むと、①の道標との差は3.5間(約6m)となります。

 しかし、現在の①と②の距離は200mあります。そこで、この距離差を次のように推理してみました。

 ひとつは、②の道標は太田蜀山人しょくさんじん)の『堀之内妙法寺記』の青梅街道に描かている道標ではないか。

 二つ目説は、「堀之内江」が参道の入り口までの距離。「妙法寺江」が山門までの距離と考えてみました。