なべよこ観察隊「鍋横物語ー見たい 聞きたい 記録したい」中野区・鍋屋横丁

なべよこ観察隊は、鍋横地域協議会の課題別部会である地域センター部会の中の専門部として活動しています。メンバーの多くは青少年の育成活動、町会、PTAなどの地域活動を通して、この活動に興味をもった人たちです。日常の生活の中で、目についた地域の様子、興味を感じたまちの様子をそれぞれ出し合い、実際にまちを歩いて観察しました。

第3章【8】(1)そろばん(算盤)

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(資料提供 小林賢一郎氏)

 中国読みの「スアンバン」がそろばんの語源と言われます。玉の動きで加減乗除をする計算器具で古くは紀元前4000年頃、古代エジプトで使われていましたが、玉を軸にさして動かす方式は中国で開発され、明の時代に日本に伝わりました。

 商業の発達と共に江戸時代には「読み書きそろばん」と言われ庶民必修のものとなっていきました。上(天)2、下5玉(写真上)のものから明治時代に上(天)(写真下)に改良され戦前小学校で教えるようになった際、現在普及している4つ玉になりました。

講談社「百科事典」より)